Route53が高いので設定見直し

料金が高くなっていた

AWS料金、以前は月額130円だったのに、最近になって倍以上の請求が来ていた。

調べてみた

画像左が2018年4月のもので、画像右が2019年7月のもの。

安かったときとの料金明細を比較するとこんな感じ($1.06→$2.79)。

結果的に料金が高くなった原因は下記のふたつだった。

  • 検証用に作ったヘルスチェックを消し忘れていた
  • DNSクエリがかなり増えている

ひとつはヒューマンエラー。
もうひとつはシステム的な問題。
両者ともに小さい工数で改善可能だと思われる。

対応

検証用ヘルスチェックは既に不要だったため、サクッと削除した。従量課金のクラウドを使うときはきちんと管理・棚卸ししなければならない(戒め)。

一方で、DNSクエリはさほどアクセスがないのに増えすぎている。おそらくだが、ttlを短く設定したことで、クエリが異常に増えたのだと思う。

通常はドメインにアクセスするとき、1.DNSに問い合わせ2.ドメインに紐付いたIPを教えてもらう3.ドメインのIP情報をキャッシュとしてPC内部に保存。というプロセスを踏む。そして次回以降同じドメインにアクセスするときは、内部に保存されたIP情報をもとにアクセスするので、DNSへの問い合わせがいらない。ところがttlが短くなるとIP情報の保持期間が短くなる。すると次回アクセスする際にまたDNS問い合わせを行わなければならない。その次もその次もDNS問い合わせが必要になる。これを繰り返すことでDNSクエリは増大していく。
なんでttlを短く設定したかというと、下記の施策のため。
    • ddnsを使っている
      →グローバルIPが変更されたときにすぐ反映されるよう、ttlを短く設定した

クエリ増大原因が「ttlが短い」ことなのだから、逆に「ttlを長く」設定しなおせば良い。なにかあったときの切替は遅くなるだろうが、お金の問題なので背に腹は変えられない。また料金が落ち着いたらここで報告する。