自宅サーバのHDD交換(構想)

我が家では自宅サーバにESXiを入れて、数台の仮想マシンが動いている。導入の経緯は、就活で未経験ながらIT業界に入ってしまい、わからないことばかりだったから。せめて家でも勉強しようと、なけなしのお金を叩いて購入したのだ。

HDがそろそろヤバそう

導入時期が2013年なので、少なくても30000時間は稼働している。昔はよくCrystalDiskInfoなんかでS.M.A.R.T.を監視していたけど、あまり参考にならなかった。壊れるときは壊れる。

しょせんは大量生産の工業製品と割り切って、故障率統計をみながら予備交換したほうが楽だ。どれだけ気を遣って運用しても、最終的な故障率は、統計に近い値で収束するからだ。

数万台のHDDを運用するBackblazeが、故障率統計を公開している。これを参考にするとSeagateとWD、東芝は高い確率で故障するリスクがある(2013年から2017年の使用において、10台に約1台の故障がみられる)。日立製の謎の高耐久はなんなのだろう・・・。

運用している自宅サーバは家庭に置いている関係上、温度は常に50度近い。一部ではHD故障に与える影響は湿度>温度という話もあるものの、高温使用下のHDは経験上壊れやすい印象がある。

一方で、TBW(総書き込み量)は大したことがない。あくまで勉強用に置いていただけだから、酷使はしていないのだ。また、PC起動の際に初期電流で傷みやすいと言われるが、サーバ用途なので起動回数もそんなにない。

現在のHDD構成

これが現在のHDD構成。一番左のは日立製だからか、現在も非常に快適に動いてくれている。その右はSeagate製で、esxiOSを動かす以上の期待はしていない。壊れても大したデータは入っていないのだ。

そのさらに右のSSDはADATA製で、最近交換したもの。これはあと4年はがんばってほしい。最後のはSamsung製。ほぼ壊れかけなのでコネクタから外している。

お金をかけない運用でいくなら、手持ちのノートパソコン(SSD換装済)から抜き取った2.5インチのHDDを使いたい。もちろんESXiのスワップ領域だけSSDを割り当てる。これはESXiでの操作にスワップ速度がけっこう影響するからだ。

この案1では、追加購入が1TB HDDだけになる。ただESXiはできれば単体で稼働させたい。vmwareがそうしたほうが良いようなこと(ソースなくした)を言っていた気がする。

そこで1TB HDDに加えて安いSSDを買うのはどうかと思っている。完全システム用のSSDはなんとなくロマンがある。1T HDDも、SSD 128GB、それぞれ六千円くらい。4、5年つかうと考えたら妥当な値段かもしれない。

総括

いろいろ考えたけど結局結論はでなかった。また購入するときにこの記事を読み直して考える。お金の問題もあってなかなかすぐに動けないのだ。あとは整理して考えてみたら、一番交換すべきなのは日立製でまだイケそうだったり、Seagateは壊れても良い運用をしてたりということがわかった。

いずれにせよ、一番左の2.5インチHDDはさっさと運用に載せるつもりだ。裸族のインナーを買っておこう。